「海外留学」と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは、クラスメイトたちとの賑やかな交流や
毎週末のパーティーといった、きらびやかなイメージかもしれません。
私も大学生の時、中国へ1年ちょっと交換留学した経験があります。 しかし、私の留学生活は、
その一般的なイメージとは少しだけ、いえ、かなり違っていました。 それは、驚くほど静かで、
そしてどこまでも“ひとり”の1年間。
けれど今振り返ると、その孤独こそが、私の人生で最も不思議で、スピリチュアルな体験への扉を
開けてくれたのだと、確信を持って言えるのです。
好んで選んだ“ひとり”の時間
誤解しないでほしいのですが、私はクラスメイトと仲が悪かったわけでは決してありません。授業中は普通に話し
笑い合っていました。クラスの皆で活動する時やご飯を食べにいくなどの集まりはもちろん参加していました。
しかし、そういった行事がない普段の時は、私はごく自然にひとりの時間を選んでいました。
誰かと約束をしてカフェに行くことも、放課後や週末に連れ立って出かけることも、あまりありませんでした。週末はでタクシーに乗り1人でクラブへ踊りに行くことさえありました。周りから見れば週末は踊りに行っている子と見られていたようです(苦笑)
自分でもよく、こんなに1人で大丈夫だな・・・と思うこともありました。 でも不思議と寂しいとは思わず、どこか1人が心地よく、今でいう、内観の時間を1年間かけて過ごしたように思います。心がどこまでも静かになる感覚。 私は無意識のうちに、その静けさの中に、何かを探していたのかもしれません。
当時は知りませんでしたが、霊的成長を遂げる時は、1人時間が多くなることがあると後から聞いた時、
まさにこの中国留学という時間は、その時間に当てられた時間だったのではないかと思うほどです。
出発当日のお告げ
9月から始まる授業でしたが、私は7月31日に日本を出発することに決めました。この7月31日という日は
この後の人生でもエネルギーが切り替わり、大きく展開が変わる日として、幾度も登場することになります。
この時の私には予想もできませんでしたが・・・(数秘術を学ぶ20年以上前から、エネルギーの切り替えが
スタートする日と認識しだすのはこの頃からです)
中国に向かう当日の朝、母が上とチャネリングしたメッセージを私に伝えてくれました。
「今のあなたは(私)瓶に入ったビタミン剤のようだ。ビタミン剤は
人間の体内に入って初めて、自分がどのような役割があり体に対して働きがけできるかを理解する。ここからの人生あなた自身があなたという存在を理解するスタートを
きるのです」
中国に行くことがビタミン剤が体内に取り込まれるというイメージがつくようなつかないような・・・
いずれにせよ、このメッセージを胸に私は中国・上海へと向かいました。

外側の世界が静かになると、内なる世界が語り出す
中国に到着してまもなく、日本と中国で遠距離恋愛を頑張るといってくれた彼からの、突然の別れ宣言!
若い私は、相当傷つき、食べれず眠れず1ヶ月で7キロほど体重が落ちてしまいました。
学校が始まる前の時間は寮の中でひたすら泣いて過ごすことになります・・中国留学のスタートは
失恋!という思いもよらないスタートでしたが・・・この後、続々と不思議な体験をするようになります。
母経由でもらったチャネリングメッセージ
生きるということは気づくということです
人生とは気づきの過程です
失恋で意識も肉体も極限を迎えていた22歳の私(今となっては若気の至りですが)この先の
人生をどう過ごしていくのか?自分は何者であるのか?何を気づき、表現していくのか?
ということをはっきりと意識させられ、今でも大切にしているフレーズです。
そして何より、この世を去る瞬間に、「人生とは気づきの過程です・・・私は・・・・」と
もう一文そこに入る気がしてなりません。そのラストのフレーズに出会いたくて私は生きている
そんな気さえしています。
失恋から始まり・・人との会話、約束、周りへの気遣い…。 そういった外側に向かうエネルギーが
極端に少なくなった時、私の意識は自然と、自分の内側へと深く深く、潜っていくようになりました。
そして、その静寂の中で、私は人生の中でも強烈な、神秘的な体験をすることになるのです。
魯迅公園での龍・・・
私が通っていた大学の近くには、魯迅公園という有名な公園がありました。朝になると、太極拳をする人や麻雀を楽しむ人々でにぎわい、まさに「中国らしい憩いの場」という雰囲気。その公園の池を眺めていると、なぜか「ここには龍がいるのでは」と感じることがよくありました。
するとある日、母を通じて「やはりそこには龍がいて、あなたは参拝に行くといい」というメッセージを受け取ったのです。実際に訪れると、不思議と自分のエネルギーが整うような感覚がありました。(決して・・綺麗な水ではなかった気が・・・^^:)
当時はストレスの多い学生生活でタバコをやめられずにいたのですが、タバコを吸うとエネルギーが乱れ、サポートが近づけなくなると伝えられたこともあります。それでもその場所は、私にとって特別な調整の場でした。
池にモヤがかかることが時々あり、その瞬間には「龍がここにいる」と直感的にわかるのです。今思えば、22歳の私は今以上にエネルギーに敏感で、目に見えない存在とのつながりをより身近に感じていたのだと思います。
ベッドに訪れた、イルカのスピリット
中国へ渡る前、私はバイト先のリーダーからよくイルカの話を聞いていました。彼女は大のイルカ好きで、野生のイルカと泳ぐツアーにも参加するほど。その影響で、私も留学前に同じツアーに申し込んでいましたが、台風で中止になってしまいました。
そんな流れから、私はイルカにまつわる本を読みあさり、その不思議な生態や、スピリチュアルな側面にも惹かれていきました。瞑想の中でイルカを呼び出す、ということもしていたほどです。
ある日、失恋のショックで心身ともに動けず、ベッドに横たわっていたときのことです。夢とも現実ともつかない、とても澄んだ意識の中で、二匹のイルカが私のベッドに近づいてくるのを感じました。
一匹は私の枕元に顔を近づけ、まるで犬が飼い主を優しく舐めるように頭を寄せてきます。もう一匹は、私のベッドを中心にくるくると泳ぎ始めました。イルカたちが楽しそうに、嬉しそうに私の周りを回っている――その感覚に、私はすっぽりと包まれていました。
それは、ただの映像や想像のイルカではありません。もっと深く、魂やエネルギー体そのものといえるような、純粋な「イルカのスピリット」でした。
あまりの出来事に驚きながらも、何が起きているのかすべては理解できませんでしたが、陸の上でイルカに囲まれるという、不思議で忘れられない体験をしたのです。その後、何か困っていたり、イルカの考えごとをすると、当時(今もか?)流行っていたクリスチャンラッセンが描いたイルカの絵(の完璧コピー品:当時中国は色々な海賊版が出回っていました。CDもDVDも全て!^^:)が目の前に現れたりと、イルカに助けてもらった記憶があります。
自分が消えた感覚 ワンネスという体験
もうひとつ、忘れられない体験があります。
あれは中国でのある夜。ベッドに入り、いつものように夜9時の中国ドラマを見ようとスタンバイしていたときのことです。突然、呼吸が勝手にどんどん深くなっていき、意識が心臓の中にすうっと吸い込まれていくような感覚に包まれました(この表現が一番しっくりきます)。胸の奥から温かい何かが広がりはじめ、次の瞬間には、自分と外の世界との境界線が溶けていくような不思議な感覚に襲われたのです。
「私」という個人の意識が消え、部屋の家具、空気、窓の外の空、そこにあるすべての生命とひとつに溶け合っていく――。そこには区別も、ジャッジもありません。ただ、絶対的な安心感とつながり、そして愛だけが存在していました。私は私でありながら、椅子でもあり、机でもあり、壁でもあり、愛そのものでもある……そんな感覚に圧倒されました。
あまりにも一体感が強く、心地よい感覚でしたが、ふっと「私自身はどこにいるのだろう?」という恐怖がよぎった瞬間、すべての視界が消え、意識は「私」という個体に戻り、いつもの感覚と視野に帰ってきました。
この体験を言葉にするのは本当に難しいのですが、あの瞬間に感じた圧倒的な一体感と安心感は、間違いなく私の人生の転換点となりました。あのとき触れた“境界のない世界”の感覚こそが、今の私の活動の根っこにあり、ここからすべてが始まっているのだと感じています。
月と未来の自分からのメッセージ
これはインスタのLiveでも何度かお話ししましたが、私にとって「月」は特別な存在です。
ある時期、中国・上海で見ていた月が、人生の中で最も美しく、そして凄まじいほどのエネルギーを放っていました。特に満月の日の輝きと力強さは、言葉では言い表せないほどでした。
そんなある満月の夜、私はふと気づいたのです。
満月の日は、未来の自分の声が届きやすい――。
その声は、22歳だった当時の私へのメッセージでした。
「この1年は人生の中でも精神的に非常にきついかもしれない。けれど、この1年を乗り切ってくれたあなたが
いるからこそ、未来の私がいる。だから頑張ってほしい」
と。そう未来の自分が、繰り返し励ましのようなメッセージをことあるごとに送ってきました。
そのたびに、涙が込みあがってきました。
「未来の自分を幻滅させたくない。そこに必ず辿り着きたい!」
そう強く願いながら、日々を生き抜いていました。
年月を重ねるうちに、その言葉の意味が少しずつ理解できるようになりました。
やがて私は、未来の自分から励ましをもらうだけでなく、逆に「過去の自分」にエールを送るようになったのです。
そして今では、困難に出会うたびに、「それを乗り越えている未来の自分」に意識を向け、コンタクトを取ることが自然な習慣になっています。
誰に教わったわけでもなく、自分自身の体験から始まったこの習慣が、今の私を支える大切な軸となっているのです。

孤独は「扉」だった
なぜ、このような不思議な体験が、この中国での1年間に集中して起こったのでしょうか。
今なら、その理由がはっきりとわかります。 それは、私が徹底して“ひとり”だったからです。
ひとりでいる時間とは、孤独で寂しい時間ではありません。
それは、外側の世界のノイズを遮断し、自分自身の魂や、それを超えた大いなる存在との対話に、
深く集中するための神聖な時間なのです。
もし、あの頃の私が友人たちとの賑やかなおしゃべりに日々夢中だったら、イルカのスピリットが
発する繊細な周波数に気づくことはできなかったでしょう。 もし、毎週末飲み会のようなパーティー漬け
だったら自分の意識が宇宙と溶け合うほどの深い静寂を、体験することはできなかったでしょう。
あの“ひとり”の時間は、私にとって、目に見えない世界の扉を開くための、何よりも大切な「鍵」だったと
感じていますし、今、実は20年以上経ち、また同じような状況・状態に自分が置かれているように感じて
います。私の中での成長時間が到来しているのかもしれません。
もしあなたが今、ひとりの時間が多いことに寂しさを感じているとしたら。 どうか、思い出してください。
その静けさの向こう側で、あなたにしか開けない新しい扉が、そっと待っているのだということを。
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